スケルトン階段が
生み出す開放感

　以前は和室とダイニング・キッチンとに仕切られた間取り。ダイニング・キッチンが日中でも暗いため、食事も別の部屋でされていたとIさまご家族。「とにかく明るくしたい」という要望を受け、壁をすべて取り払い、階段をスケルトンにして光と風を部屋の隅々にまで届けるプランをご提案。白を基調とした空間に、まるでオブジェのように佇む階段が印象的なお住まいになりました。

　1階はLDKのスペースを確保するため、浴室やサニタリーを思い切って2階へ移動。リビングからつながるウッドデッキも新設したことで、さらに空間の広がりが感じられるようになりました。「前はキッチンも壁付きで閉塞感があったけれど、今はキッチンに立つと窓の外まで視界が広がって、開放感があります」と満面の笑みの奥さま。わざわざ外にでかけなくても、家で過ごす楽しみが増えたそう。

　ゆとりあるキッチンができたことで、「前は人を招くことができなかったけれど、今は友人たちと集まって料理や食事を楽しめるようになりました。次はスイーツ作りに挑戦したいですね」と娘さま。夏にウッドデッキでビールを楽しんだというIさまは、来年は仲間とバーベキューを計画中だとか。